価値検証フィールドワークとは

社会の問題解決や持続的発展を担う起業家「アントレプレナー」は、地域経済の活性化や災害からの復興などに資する人材として重視されています。そこで「価値検証フィールドワーク」では、アントレプレナーに必要なマインドと基本的スキルの育成に加え、社会実装のためのコンピテンシーを形成。地域社会での実践型プログラムの実施によって、地方創生やレジリエントな社会実現を牽引するソーシャルイノベーターを育てます。

アントレプレナーシップの醸成 概略図

考え方と狙い

育成を目指す人物像は、地域の社会問題に自らの意思で対峙できるアントレプレナー。自身が提案した事業モデルを実行するスキルとマインドセットを兼ね備え、チームの仲間と協働を図ることができる人材です。その育成に向けたプログラムでは、受講生の視点で社会問題を設定し、解決のアイデアを提案。実際の地域社会における制限・制約を理解しながら、各自のアイデアに適したフィールドで仮説検証します。

プログラム概要

  1. 育成を目指す人材像
    地域の社会解決に自らの意思で対峙し、社会システムの脆弱性を読み解き、社会の変化を予測して、自らの力で、そして仲間と協力しながら、創造的価値を生む事業を創出・持続するソーシャル・アントレプレナー人材。
  2. 受講対象:大学生・大学院生・高専生・社会人
  3. 受講料:無料
  4. 獲得を目指すスキル・マインド
    1. 社会の変化とその脆弱性を見つける
    2. 自身が思い願う「ありたい未来のビジョン」を明確にし、それに照らして問題を定義する
    3. 社会の問題を引き起こしている原因を見つけ、解決に取り組むための課題(テーマ)を設定する
    4. 課題を解決するための事業を立案する
    5. 立案した事業の実効性を検証し、社会起業家としてのアイデンティティの視座・視野・視点を磨き上げる

参画大学(主幹大学)

本事業を設計・運営する教職員は、文部科学省のEDGE-NEXT「レジリエント社会構築を牽引する社会起業家精神育成プログラム」やSTART事業「サステイナブル・ガストロノミー・プログラム」、「smart DESIGN-iプログラム」、「全国アントレプレナー人材育成プログラム」等を開発・運営し、全国の大学生を対象にアントレプレナーシップ教育を推進。その経験と実績を生かし、地域や大学の枠組みを超えたネットワーク・コミュニティを構築します。

参画大学(主幹大学):東北大学・宮城大学・神戸大学・新潟大学・京都大学

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