長野県

写真提供:長野県
長野県・ながのけん
豊かな自然と多彩な地域資源に恵まれた長野県。令和元年東日本台風の災害を契機に、ゼロカーボン実現に向けたエネルギー自立地域づくりが本格化しています。

77の市町村を有する広大な長野県では、豊富な森林資源や各地域の特色を生かした産業が発展しています。自然環境の恵みを享受する一方で、近年は地球温暖化に伴う異常気象の影響も表れるように。令和元年東日本台風では千曲川の堤防が決壊するなど、甚大な被害を受けました。

この災害がきっかけとなり、同年12月には都道府県で初めて気候非常事態を宣言。2050年までにCO₂排出量実質ゼロを目指し、徹底的な省エネルギーと再生可能エネルギーの普及拡大、エネルギーを地消地産するエネルギー自立地域づくりを推進。これにより地域経済の循環を促すほか、災害時のエネルギー安定供給を図ります。産学官民でゼロカーボン社会を共創するプラットフォーム「くらしふと信州」も生まれました。

  • 台風被害の様子
  • くらしふと信州の拠点施設

長野県が直面している問題やポテンシャル

地球温暖化の影響を受けている産業の一つがスノーリゾートエリア。降雪量の減少という実感から、スキー場リフトの使用電力を再生可能エネルギーに切り替えるといった取り組みを通じてサステナブルツーリズムを実践。さらには森林資源の利活用や、豊富な日射量を活用した太陽光発電など、自然の恵みを生かし地域の風土に合った施策で脱炭素社会へシフト。人と社会のウェルビーイングを高める取り組みが進んでいます。

担当する先生からのメッセージ武田 浩太郎

南北・中央アルプスを抱え、地理的な多様性に富む長野県では、各地域の特色を生かした取り組みが行われており、様々な事業プランを試す可能性に満ちています。県が掲げる「ゼロカーボン戦略」の元で検証する「価値」は、グローバルに展開するプラットフォームとなるかもしれません。

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